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【投資信託】コロナショック!FPが答えます。こんなときどうすればいいの?
皆さんの人生を豊かにするお手伝いをしています
おかねの相談室 ファイナンシャルプランナーの氏家です。
新型コロナウイルスの影響で株価の乱高下が続いています。
「日経平均株価が大幅下落、下げ幅は一時1,000円超え」
「NYダウが過去最大の下げ幅を記録」
投資信託を保有している人はこのようなニュースを聞くと、
「このまま続けても大丈夫だろうか?」
「売ってしまったほうがいいのか?」
と、不安に感じるのではないでしょうか?
そして、こんなときにとってしまう行動として次のようなことがあります。
・怖くなり解約してしまう
・(積立をしている人は)積立金額を少なくしてしまう
じつは、このような行動は良い選択とはいえません。
投資信託は長期で保有し、市場の動きに対して一喜一憂しないことが大切です。
そこで、今回は投資信託を保有するうえで、株価下落など市場の変化が起こっても動揺せずに行動するための必要なポイントをお伝えします。
・これから投資信託を始めようと考えている人
・現在投資信託を保有していて不安な人
このような方はぜひ最後まで読んでみてください。
株価下落時にやってはいけない2つのコト
怖くなり解約してしまう
このままどこまで下がるのだろうと不安になり、怖いから売ってしまうという安易な選択をしてはいけません。なぜなら、過去の株価推移を見ると下落しても、そのままどこまでも下がり続けるということはなく、長期的には回復してきているからです。
(出典:おかねの小槌より)
※MSCIワールド指数とは
MSCIワールド指数は、日本を含む主要国の株式を対象とする指数です。MSCIワールド指数は、先進国23カ国に上場する大・中型株を対象にしており、先進国の株式市場の動向を知るために最も利用されている株価指数の一つです。
毎月の積立金額を減らしてしまう
株価が下落すると不安になり、毎月の積立金額を減らそうと考える人も多いでしょう。しかし、毎月の積立金額を減らすのは注意が必要です。なぜならば、積立投資では「ドルコスト平均法」の効果で、株価下落時は投資のチャンスといえるからです。
(出典:日本証券業協会ホームページより)
※ドルコスト平均法とは
株や投資信託などの価格が変動する商品に投資する際、「定期的」に「一定金額」分を買う方法。基準価格が安いときは多く、基準価格が高いときは少なく購入することになり、高値掴みのリスクを低減する手法として、長期で安定的な収益を目指すべき初心者にはオススメです。自らの判断でハイリスク・ハイリターンを目指す投資向きではありません。
投資信託の正しいプロセスを実践する
市場の動向に左右されずに投資信託を保有するには、実行までのプロセスがとても大切です。
➀目的を決める(何のために)
まずは「何のために資産運用するのか」を考えましょう。
(例)老後資金が不足しそうで心配だから運用して増やしたい
(例)子どもの教育資金が心配だから準備したい、等
目的とは自分が達成したいゴールを決めることです。
②目標を決める(いつまで、いくら)
目的が決まったら、次にそれは「いつまで」に「いくら」準備をすればよいかを考えましょう。
(例)老後資金の準備をしたい
「期間」老後まであと何年あるかを逆算
「金額」老後、貯金と年金だけの生活で不足する金額 ➡準備しなければいけない目標金額
参考:『ざっくり計算!自分の老後資金を把握しよう!』
③手段を決める(制度や商品)
「期間」と「金額」が決まったら、次に自分のリスク許容度(どのくらいの損であれば受け入れられるか)を踏まえながら、いろいろある資産運用の中で、どんな制度(NISAやiDeCoなど)を使い、どのような商品(株や投資信託など)で運用するのが一番よいか考えましょう。
参考:『自分に合った金融商品の選び方♪教えちゃいます♪♪』
資産運用に自信がない人は相談できる資産運用アドバイザーを
資産運用は市場の様々な影響を受け、その時にどのような判断をするかはとても重要です。運用経験が浅い人や運用に自信がない人は「アドバイスをもらえる人」がいると安心です。
そんな人にお薦めしたいのがIFA(Independent Financial Advisor)です。IFAとは特定の金融機関から独立した存在で、中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家です。所属の金融機関からノルマを課せられるなどということがないため、投資家目線になり最良と思われる運用方法を提案してもらえます。
まとめ
投資信託などの資産運用は、市場のサイクルにおいて株価の下落などリスクを伴いますので注意が必要です。しかし、資産運用は継続してこそ、より効果を得られますので、市場の動向に一喜一憂せずに市場下落時は投資の好機と捉えましょう。そのうえで不安やわからないことがあれば、気軽に「"IFAがいる"おかねの相談室」にご相談ください。