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【初心者向け】今さら聞けない資産運用のキホン
皆さんの人生を豊かにするお手伝いをしています
おかねの相談室 ファイナンシャルプランナーの氏家です。
資産運用に興味があっても今までやったことがない初心者の人や、まとまったお金がないから無理だろうと思っている人に、今からでも始められる資産運用の基礎知識をお伝えします。
昔と現在では状況が違う
昔は銀行に預けていればお金を増やすことができました。
それは金利が高かったからです。
下記のように、バブル期の普通預金の金利は約2%(通常貯金の金利は約3%)あったので、仮に100万を1年間預けていたら、102万円に増えていることになります。
1年間で2万円、10年で20万円増える計算ですね。それが現在では普通預金の金利は0.001%くらいなので、100万を1年間預けても10円しか増えません。
1年間で10円、10年で100円増える計算ですね。今は超低金利時代と言われ、銀行では金利が低いため昔のようにお金は増えない状況になっています。資産運用を考えると昔と今とでは状況が違うことを認識しなければなりません。そのために時代に合わせた資産運用の知識をぜひ知っておきましょう。
ポイント➀金利
単純に金利は高いほうがお金はより増えていくわけですが、そもそも金利には、元本に対してのみ金利がつく「単利」と、元本+利息に対して金利がつく「複利」の2種類あります。
金利は「複利」を選びましょう。
ポイント②分散投資
例えば、あなたがお店を経営しようとしたら、次のA~Cのうちどのお店を経営したいですか?
A:カキ氷屋さん B:おでん屋さん C:カキ氷屋さん&おでん屋さん
Aは夏に売上は多そうですが、冬は少なくなりそうですね。BはAの逆ですね。CはABの平均をとった動きをしそうですね。
資産運用を考える際もこのように違う動きをするところに分散して投資をするのが、投資の王道と言われている方法です。
分散は投資先を分けることももちろんですが、投資するタイミングも分散させるといいですね。
これを時間の分散といいます。例えば経済状況は日々変わっていく中で、いつが投資のチャンスなのかは運用のプロでも予測するのは至難の業です。
でも、一括投資ではなく毎月1万円ずつとかコツコツ投資をすれば、投資のチャンスを逃すことはありません。
ポイント③長期運用(10年以上)
分散投資ができても短期間の運用では、下記の資料のように投資したお金が元本を下回る可能性が高くなります。できれば20年、少なくとも10年以上は続けましょう。
将来のライフプランを考えて、10年以上運用を続けられる金額を決めましょう。
※金融庁「平成29年度税制改正要望項目」より
運用商品の選び方
「個人でやる運用」
例えば株式や債券などを個人で運用する場合、プロの投資家の人たちは銘柄選びや経済状況など相場を読んだりして運用していますが、それを皆さん個人でやらなければなりません。当然運用に関する知識や経験が必要ですし、運用する金額もまとまったお金が必要です。
そういった難しさもありますし、特に初心者の人は知識や経験がないままに運用を始めると、感情的な投資になりやすいです。
そのため、日々変化する経済状況や値動きに一喜一憂してしまい、不安になり途中でやめてしまうことになりがちです。
「プロの力を利用する運用」
運用知識や経験が浅い、まとまった運用資金が無い人はプロの力を利用する運用をお薦めします。
運用知識や経験が浅くても、それ自体をプロに任せられる商品があります。
それは投資信託や生命保険などです。いずれも運用資金は少額からでも可能なので、初心者の方にとっては始めやすい商品だと思います。
目的・金額・期間
運用商品が絞れたら、最後に運用したい「目的」、目標としたい「金額」、運用できる「期間」を決めましょう。
「目的」
なぜ運用したいのか?老後の生活資金のため、子どもの教育資金のため、など色々あると思いますが、長く運用を続けるために目的をハッキリさせましょう。
「金額」
目的を達成するためにいくら必要なのか?運用にまわせるお金がいくら用意できるのか?
目標とする金額を決めることで、商品が絞られますので自分に合った商品が選びやすいです。
「期間」
運用できる期間は上記で述べたように長くあったほうがいいです。少なくとも10年。
もし10年以下の運用期間であれば、特に初心者の人は運用で損をする可能性が高くなるため、資産運用はお薦めしません。
まとめ
資産運用は上記のような基本知識を身につけることで十分初心者の方でも始められますので、もしも分からないことや心配なことがある場合は、私たち、おかねの相談室のファイナンシャルプランナーにご相談ください。