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債券って、どんな仕組み?
お金の問題をスッキリ!解決するファイナンシャルプランナーの小沢です。
最近、資産運用の相談を受けているとNISAやiDeCoの他にも債券ってどうですかとの質問も良く受けます。
そこで今回は債券の仕組みについてお伝えします。
債券とは?
債券は、国、地方公共団体、企業、または外国の政府や企業などが一時的に、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。
資金調達するために発行するという点では、株式と目的は同じですが、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される点がちがいます。
債券を購入すると、定期的に利率分の利息を受け取ることができます。そして、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることができます。
債券は、満期日まで保有しつづければ、元本と受け取り利息が受け取れる可能性が高い商品です。
発行体に「お金を貸す」とイメージしていただければと思います。
安全性の高い金融商品です。よって利子収入を目的に資産運用をすることができます。
債券の種類
発行体による分類
債券の格付け
債券発行体の信用力は、市場価格に重要な影響を及ぼします。
独立した機関が債券発行体の財務健全性を検討し格付けします。
格付けが高くなるほどリスクは小さくなると考えられていることから一般的に、金利や利回りは低く抑えられる傾向にあります。
BB以下の投機的債券は高金利だからといって、飛びついてしまうと思わぬリスクが潜在している可能性がありますので注意して購入しましょう。
例スタンダード&プアーズの場合
以下「CCC」、「CC」、「C」、「D」まであり
債券の売買
債券は満期まで待つものというイメージを持つ人も多いように見受けられますが、2年~10年といったようにあらかじめ決められた満期日まで待つことなく、マーケットで売買することも可能です。
マーケットにおける債券の価格は、主に以下3つの要因で日々変動しています。
①発行体の信用力
➁現在の金利情勢
例えば、年率3%の債券を保有しているとして新発の債券が1%で売られているとしたら3%の債券の買い手はたくさんいるので高く売れるというイメージです。
③満期償還になるまでの期間
途中売却することにより、利息収入以外に、購入価格と売却価格との差益を得ることができることもあります。
債券はこんな人におすすめ
①安定的な収入を望む人
➁リスクをあまり負いたくない人
③計画的に運用したい人
④運用したい期間が決まっている人
上記にあてはまる人が向いていると言えます。全体的には、発行元の信用力が高いと利率が低くなるし、信用力が低いと利率が高くなる仕組みです・
例えば現状でアメリカの10年国債だと2%台、ブラジルだと8%以上の利率となり、信用力が低いと利率が高くなることが想像できると思います。
まとめ
債券は安全性の高い商品の代表格ですが、格付けの低い債券の場合は元本の回収ができないリスクもありますので、自分の許容リスクに見合った債券を購入しましょう。
仕組みがわからない、購入方法が分からない方、自分に合った投資方法が分からない方は是非、おかねの相談室のファイナンシャルプランナーにご相談ください。