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あなたは子どもにお金のこと教えられますか?
皆さんの人生を豊かにするお手伝いをしています。
おかねの相談室 ファイナンシャルプランナーの氏家です。
子育て中のお父さん、お母さん。
お子さんに対してお金の教育ってどのようにお考えですか?
最近では金融リテラシー※という言葉が出てきて、子どもへの金融教育が注目されてきています。
では、なぜ金融教育が必要なのでしょうか?
※「金融リテラシー」とは、金融に対する理解度や活用能力のことですが、最近では子どもの頃から金融経済リテラシー教育(金融教育)が必要であると言われています。
必要になった子どもへの金融教育
私、今年で37歳になりますが、私たちの親世代が子育てをしていた時は、お金の知識って現在ほど必要ではなかったと思います。
なぜなら、日本は景気がとても良く、手厚い社会保障制度や安定した雇用で、国や会社から「しっかり守られていた」時代だったからです。
一人ひとりがお金のことに特別意識しなくても、目の前のことにコツコツ頑張っていれば、給料も右肩上がりで伸びて、老後は退職金や年金が貰えました。
しかし、現在は状況が変わり、長引く不景気や、社会保険制度への不安から人生にかかるお金を国や会社任せにできなくなり、一人ひとりが計画性を持ってお金と付き合う必要が出てきました。
つまり、お金に対して理解力と活用力が問われるようになったわけです。
日本ではまだまだ少ない金融教育
金融広報中央委員会の調査によれば、「金融知識に自信がある」と答えた人の比率は、日本人はわずか13%、これに対してアメリカでは76%でした。
アメリカでは小学校で投資の授業が行われるなど、子どもの頃から金融教育が当たり前のように行われているので、ご覧通りの高水準の数値が表れているものですが、まだまだ金融教育が広まっていない日本と比べるとずいぶん違いますね。
身近な金融教育
金融教育と聞くと、なんだか難しそうと思うかもしれません。でも身近なところにもヒントはあるかもしれませんよ。
先日、子どもを連れて、夕食の買い物に出かけたときの話です。
我が家では、買い物の最後に好きなお菓子を上限200円までというルールの中で選ぶという約束があり、それは子ども達にとって楽しみの一つでもあります。
親としては、身近なところからお金との関わりをもたせようと始めたわけですが、子ども達はそれぞれの個性を見せてくれます。
小3の長男は上限金額の中で、お菓子の値段を見ながら上限内に収まるように自分好みのお菓子を選びます。
小1の次男は上限の200円の中で、1個10円や20円といったお菓子を探し、なるべく沢山の種類のお菓子を探します(自然と足し算の練習にもなっています)。
一方、3歳の長女は、まだ金額を見ても意味がわかりませんから、値段は気にせず、パッケージがキラキラ✨している、イラストが可愛い(⋈◍>◡<◍)。✧♡など、とにかく自分が気に入ったお菓子を選びます。
親としては子ども達のそんな姿を見ていて、同じお金でも使い方や価値観は人それぞれだよな~、と感じるわけですが、今の3歳の長女を見ていると、将来大人になり、お金に対して計画性もなく、好きな洋服やバッグなど買い続け、浪費癖になってしまうのではないかと、若干心配であります(笑)。
まとめ
最近、オンラインゲームでクレジット決算をして多額の請求が来たなど、未成年でも金融トラブルに巻き込まれるケースもありますので、そのようなトラブルを未然に防ぐうえでも、親が子どもに対してお金の大切さを教えることは大切ではないでしょうか。
さらに、金融や経済のしくみを知ることで、社会・職業、仕事に対しても理解が深まると思います。
お金に関するご相談はお気軽にお寄せください。