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2人目、3人目の子育て費用、最初の子と同じだけかかるの?
皆さんの人生を豊かにするお手伝いをしています。
おかねの相談室 ファイナンシャルプランナーの氏家です。
我が家には子供が4人います。子ども達はそれぞれに個性があって、私にとってかけがえのない存在です。
しかし、4人もいるとやっぱり子育てにかかる費用って結構かかるんじゃないかと思いませんか?そうなんです。確かにお金はかかると思います。
でも実際、1人目に対して、2人目、3人目の子育て費用が2倍、3倍になるかというと、じつはそうではないんです。実際にはどのくらいになるのか、今回はそんなお話をしていきます。
1人の子どもを育てる費用 22年間で約1300万円
今から約10年前のデータですが、国民生活白書(平成17年版)によると、一人の子どもを育てる費用は平均でおよそ1300万円という調査結果が出ています。
2人目の子育て費用は約20% 3人目なら更に約40%節約できる!?
同じく国民生活白書(平成17年版)によると、2人目の子育て費用は平均でおよそ1000万円、3人目はおよそ800万円と言われています。費目ごとに見てみると、食費など日常生活に関わる費目はほとんど変わりませんが、教養娯楽費(本類や玩具など)で40%~50%程度、被服費や履物費は60~70%程度、1人目と比べると少ない結果です。これはいわゆる「お下がり」などの工夫によって費用削減の効果と言えます。ご自身が弟妹だという方は実際に「お下がり」の経験があるのではないでしょうか?
実際、我が家も子どもたちの服や履物は、上の子からのお下がりや知り合いからのお下がりにだいぶ助けられています。
余談ですが先日、4人目の子どもが着ていた服、よく見たら1人目の子どもがまだ小さかった時に買った服だと気づいたときは衝撃的でした。年の差8歳なので、4番目の子は8年物の服を着ていたわけですね(笑)
国や各自治体からのサポートも心強い
3人目の児童手当は15,000円
児童手当は第1・2子までは3歳以上~小学校卒業まで月額10,000円ですが、3人目からは小学校卒業までは15,000円に増額されます。
※詳しくはお住いの各自治体ホームページなどでご確認ください。
第3子以降保育料免除事業
原則として、生計を一にする同一世帯で3人以上のお子さんがいる家庭は、幼稚園・保育所・認定こども園等に通う3人目以降のお子さんの保育料が免除になります。
※詳しくはお住いの各自治体ホームページなどでご確認ください。
・その他にも自治体独自の施策もあります。
赤ちゃん誕生祝金/栃木市
第3子以降子育て家庭支援給付金事業/鹿沼市
(おまけ)ユニークな制度もあります
とちぎ笑顔つぎつぎカード
(対象)18歳未満のお子様または妊娠中の方のいる世帯
(内容)子育てを支援するために設立した「とちぎ未来クラブ」が実施している事業で、これに協賛している企業や商店などに「とちぎ笑顔つぎつぎカード」を掲示することで、割引や特典サービスが受けられます。
(例)
・お食事をされたお客様にお子様ドリンク1杯無料サービス
・子ども3人以上の家族には、「ゴールドサービス」として、全商品〇%引き
・塾入会時に辞書贈呈
・住宅ローン0.2%金利優遇
・学用品〇%引
まとめ
今回は統計データを使って、1人目の子育て費用と2人目3人目の子育て費用に比較をしてみました。ただし、あくまで統計上の話ですから、お子さんの将来の教育プランによっては費用も変わっていきます。あなたのライフプランに合っているかは事前に十分検証してください。そして、対策を考えるなら早いに越したことはありません。お子さんの将来も考え、親子で幸せなライフプランを描けるよう、我々もお手伝いさせていただきます。