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資産運用を考えるうえで有効な金融商品♪ 投資信託その1 陥りがちな間違った選び方
人生をHAPPYにプロデュース!あなただけのマネープランを届けるファイナンシャルプランナーの戸松優子です。
貯蓄から投資へ
こんなスローガン聞いたことありませんか?
2000年代前半頃に金融庁が度々、言及していました。
そして昨年、貯蓄から資産形成へと新しいスローガンを掲げています。
NISAに加え、iDeCoと新たな投資非課税制度が導入され、来年からは積み立てNISAがスタートします。
低金利の今、貯蓄だけでは資産は殖えていきません。
自分の将来を自分で考え、お金を預貯金に眠らせておくのではなく、お金を殖やす【資産運用】が必要な時代です。
なかでも投資信託は、資産運用を考えるうえで有効な金融商品です。
しかし、残念ながら間違った選び方により、投資信託でうまくいっていない・運用成果に満足していないと相談に来る方が多いように思います。
今回は、なぜ投資信託で満足のいく結果が出なかったのかを考えてみましょう♪
安易な購入動機
その①
この商品は毎月〇〇円の分配金が出ており、買い付けランキングでも上位に入っていますよ
その②
直近1年で〇〇%も上昇し、今後も良好な投資環境が期待されます。
その③
米国経済は緩やかな回復傾向にあり、〇〇市場はその恩恵を受け今後に期待が持てます。
こんなセールストークで購入していませんか?
相談を受けていると、同じように進められ安易に購入している方が多いように思います。
でもこれ気を付けてください。
自分で思っている以上のリスクを背負うことになりますよ。
安易な乗り換え投資
日本では投資信託の平均保有年数がおよそ2年と言われています。
ひとつの商品を購入し2年で、新たな商品に乗り換えをするケースが多いのでは。
投資信託は購入時に販売手数料がかかります。なかには売却時にかかる商品もあります。
短期で乗り換えを繰り返すことにより手数料ばかりがかかってしまい、結果、資産は殖えていきません。
投資信託は購入時に一度だけ販売手数料がかかります。
だからこそ、短期ではなく長期(最低5年~)で保有することが大切です。
金融大国である、アメリカやイギリスでは投資信託の平均保有年数がおよそ5年と言われています。販売手数料がかかる金融商品といった理由以外に長期で持つ理由として、投資信託は市場の影響を受ける金融商品だからです。
短期的に相場が変動しても、長期で保有することによって、収益の安定と値動きの幅を抑え安定した運用につながります。
ですから最低でも5年以上保有することをお勧めします。
まとめ
投資信託は資産形成をするうえで有効な金融商品です♪
ただ、安易な購入動機や乗り換え投資によってうまくいっていないと相談に来る方が多いのも現状です。
皆さんは投資信託を購入しようと思ったときに、どこに相談に行きますか?
おそらく銀行や郵便局、証券会社を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。商品の選び方も大切ですが窓口も重要です。
過去のブログ「投資信託で失敗しないためのアドバイザーの選び方♪」を参考に
自分のための資産形成ですから、安易に購入せず、戦略を立てることが大切です。
私たちファイナンシャルプランナーと、自分の将来のための投資について一緒に考えませんか。
次回は、投資信託 その2安易な購入動機はなぜ危険なのか について書いていきます♪