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長寿国日本だからこそ準備が必要!備えあれば患いなし!介護は突然やってくる!自分のため、家族のための介護資金計画♪エピソード2
人生をHAPPYにプロデュース!あなただけのマネープランを届けるファイナンシャルプランナーの戸松優子です。
2025年には高齢者(65歳以上)の約5人に1人が認知症になると予測されています。
認知症も含め、介護は身近な問題です。他人事ではありません。
皆さんは自分自身が介護を必要とする状態になった時のことを考え、お金を準備していますか?介護費用をきちんと準備しておくことで、家族への負担は確実に軽減できます。
なるかならないか分からないけれど、
もし介護が必要になった時のことを考え、自分のため、そして家族を守るために経済的備えを考えておきませんか。
今回は介護費用の準備として民間の介護保険の活用法を紹介します。
民間の介護保険
所定の要介護状態に該当すると、年金や一時金が支払われる生命保険。
受け取る年金額・一時金の金額はご自身で決めることができます。
介護保険を選ぶときのポイント
ポイント1 保険期間は終身
2015年のある調査では、介護期間の平均は4年11カ月。
7人に1人の方が10年以上にわたり、介護を必要としている状況とのことです。
いつまで続くか分からないからこそ、終身で備えておく必要があります。
保障が75歳や80歳で切れてしまうものでは不安ですよね。
ポイント2 支払い要件が明確
保険の支払い要件は、公的介護保険の要支援・要介護認定に連動しているものが主流ですが、各保険会社によって保障内容・支払い要件が違います。
支払い要件が、保険会社所定の状態となっていた場合は、保険会社にきちんと確認しておく必要があります。
できれば、支払い要件が公的介護保険に連動した明確な方が安心ですよね。
介護になった場合の受け取る保険金額(年金・一時金)はいくら?
せっかく準備したけど、足りなかったら結局、家族に経済的負担をかけることに。
実際、どのくらいの費用があれば安心なのでしょうか?
在宅なのか施設なのか、要介護度によっても費用は違いますが一時的な費用として80万円、継続的にかかる費用は年間で60万円~120万円くらいの準備があると安心なのではないでしょうか。
費用や期間については、こちらを参考にしてみてください。
終身介護保険のご紹介
43歳 女性
某保険会社の終身介護保険を私の年齢でシミュレーションしてみました。
介護年金額 60万円
保険期間:終身
払込期間:終身
毎月の保険料:7,380円 となります。
同じ保障内容で、他の年齢ではどのくらいの保険料がかかるのか参考までに。
50歳 女性 毎月の保険料 9,660円
50歳 男性 〃 6,960円
60歳 女性 〃 15,480円
60歳 女性 〃 10,860円
年齢が高齢になるにつれ保険料が高くなること、女性は男性に比べ保険料が高くなることが分かります。
日本人の平均寿命は、男性81歳 女性87歳
女性は長生きですから、介護費用の準備をしておくと安心ですね。
保障の内容
公的介護保険制度の要介護2以上*になられたとき、介護年金60万円を受け取ることができます。
一度だけではなく、要介護2以上の状態が継続しているかぎり、毎年、介護年金を受け取ることができます。
長い期間、介護が続いた場合でも、継続して年金を受け取ることができるので安心ですよね。
*65歳になる前に保険会社所定の状態に該当した場合も、介護年金を受け取ることができます。
まとめ
「ピンピンコロリ」が理想だけれど(笑)そんなにうまくはいきません。
万が一、自分が介護になった場合の資金計画を立てておくことは大切です。
自分を守るため、そして家族の経済的負担を軽くすることになりますよね。
私も40歳を過ぎたときに、終身介護保険に加入しました。
理由は、娘2人に経済的負担をかけたくないと思い始めたからです。その2年後に、たまたま父親が要介護2と認定されました。
その時、「ママがもし、おじいちゃんのようになっても保険でお金が出るからね。そのお金でお世話してね♪」と娘に伝えました。
なるかならないか分からないけれど、万が一の介護に備えておくと、自分もそして家族も安心です。
今回、某保険会社の終身介護保険を例に挙げ、ご説明しましたが、商品は一つではありません。
ご自身の目的に合った内容の保険で備えることが大切です。
どこまで備えるのか、何で備えるのか、私たちファイナンシャルプランナーと一緒に考えてみませんか。