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長寿国に日本だからこそ準備が必要!備えあれば患いなし!介護は突然やってくる!自分のため、家族のための介護資金計画♪エピソード1
人生をHAPPYにプロデュース!あなただけのマネープランを届けるファイナンシャルプランナー戸松優子です。
世界保健統計2016によると、最も長寿の国は日本。その一方で、少子高齢化が進んでいます。現在4人に1人が高齢者(65歳以上)の時代です。
そこで問題となるのが介護。
2000年に公的介護保険がスタートしました。2017年1月の時点で要介護・要支援と認定されている方は、およそ630万人。
※厚生労働省 介護保険事業報告(暫定)より
うち男性196万人、女性434万人となっています。
実は私の同居の父親は72歳になりますが、昨年「要介護2」と認定され、今年の4月から週に2回のデイケアに通い始めました。
通い始めるまでは、毎日24時間、在宅での介護を母親がしていました。今は要介護2ですが、今後要介護度が進むと、もっと壮絶な?(笑)環境で、夜も眠れない・・・そんな日が来るのではないかと心配です。
介護は身近な問題です。他人事ではありません。
今回は介護について考えてみましょう。
ある日突然・・・
1年前までは介護は他人事でしかありませんでした。
介護が必要になるきっかけは様々です。年齢が高齢になるにつれ、徐々に介護が必要な状態になるのではと思ってしまいがちですが、実は介護が必要になる原因の第1位は「脳血管疾患」。
次いで多いのが、認知症・衰弱・骨折・転倒等々。
「介護や支援が必要となった主な原因は?」
こちらをご参照ください。
介護への不安
栃木県では要介護・要支援と認定されている人は、およそ84,000人。
4.2人に1人が要介護・要支援の認定者です。
今、介護はどこの家庭でも起こりうる身近な出来事です。
実際、身近な人が介護を必要とする状態に陥り、その介護を自分がする立場になった場合、どんなことに不安を感じますか?との問いに、ある調査結果によると
1位 自分の肉体的・精神的負担
分かる気がします(笑)
いったい、いつまで続くのか分からないだけに不安は大きくなりますよね。
自分自身が介護を必要になった場合の不安は?
1位 介護費用や生活資金などのお金
これも分かります(笑)
介護をする側とされる側では、最も不安に感じている部分が違うようです。
実際、精神的・肉体的負担に関しての不安をゼロにすることは、なかなか難しいかもしれません。
私の母親のように、高齢者が高齢者を介護するようなケースも多いのではないでしょうか。
介護をする側の肉体的・精神的負担を軽くしてあげたい・・・そんな時は、一人の人に任せずに、家族全員のサポートが必要です。
経済的負担はどうでしょうか。
自分自身で、きちんと準備しておくことで家族への負担は確実に軽減できますよね。自分がもし介護が必要になった時のことを考えると、自分のため、そして家族を守るために、せめて経済的備えを考えておきたいですね。
公的介護保険では介護の度合いに応じて受けられるサービスはさまざま
対象者
➀65歳以上の者(第1号被保険者)
②40~64歳の医療保険加入者(第2号被保険者)
費用の負担
要支援・要介護状態に応じて支給限度額が認定されていて、介護保険からサービスを受けた場合、原則としてかかった費用の1割(2割※)が自己負担になります。
※一定以上の所得がある場合
まとめ
資産にゆとりがあればお金を払って公的介護保険対象外のサービスを受けることもできます。
誰にも面倒をかけたくない・施設に入ることを考えているのならば、介護に対する資金計画を立てることが大切です。
保険で準備するのか、現金でカバーするのかは人それぞれ。介護が心配で保険に入りすぎて、生活がギスギスしてしまってもつまらないですよね。
なるかならないか、分からないからこそ、今そして老後を楽しむお金と、守るお金のバランスが重要です。どこまで備えるのか、何で備えるのか、私たちファイナンシャルプランナーと一緒に考えてみませんか。
次回は、民間の介護保険の活用法について考えてみましょう。