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家計の支出を減らすお薬!!「ジェネリック医薬品」
豊かな人生をあなたと一緒に考えるお金の専門家、ファイナンシャルプランナーの倉重です。
皆さんは「ジェネリック医薬品」をご存知ですか?家計の支出でお薬代が気になる方は、この医薬品を使用することで支出を抑えることができます。
「ジェネリック医薬品」とは
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と同等の有効成分を使い、効果・安全性が厚生労働省から認められた安価なお薬です。
お薬には「医療用医薬品」と「一般用医薬品」の2種類があります。
・医薬品の分類
ジェネリック医薬品はなぜ新薬より安価なのか?
新薬は、開発に9年~17年くらいの期間と数百億円以上の開発費がかかります。
それに比べ、ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に同じ有効成分を使って製造することで、開発にかかる期間とコストが大幅に削減できるため、国が価格を新薬の約2~5割に設定しています。
ジェネリック医薬品はどのくらい家計の負担を軽減できるのか?
事例1:高血圧症
高血圧症の代表的な薬を1日1回30年間服用したと仮定する。※健保・国保(3割負担)
軽減の効果 約156,690円
事例2
糖尿病の代表的な薬を1日2回30年間服用したと仮定する。※健保・国保(3割負担)
軽減の効果 約202,050円
高血圧症、糖尿病のような生活習慣病は治療期間が長期になりやすく、家計への負担が重くなるため、ジェネリック医薬品による軽減効果は大きくなります。
ジェネリック医薬品に変更するにはどのような手続きが必要なのか?
先ずは、医師又は薬剤師に相談しましょう。
病院では医師の診察時に薬局では処方箋を薬剤師に渡すときにジェネリック医薬品を希望していることを伝えましょう。
直接伝えにくいときは「※ジェネリック医薬品希望カード」を受付で診察券と一緒に提示して希望していることを伝えるのもいいでしょう。
※日本ジェネリック製薬協会のホームページはこちらを参照ください。
ただし、病気や病状によっては新薬が必要な場合があるのと、新薬すべてにジェネリック医薬品が対応しているわけではないので、ジェネリック医薬品を希望される場合は、よく医師と相談して処方を受けてください。
最後に
今回は家計の支出を減らす方法として、ジェネリック医薬品を使用することをお伝えしました。医薬品以外にも家計の支出を減らす方法はたくさんあります。
家計の見直しを考えたい方は、是非おかねの相談室のファイナンシャルプランナーにご相談ください。