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家計の節約につながる?ガス自由化!
おかねの問題をスッキリ解決するファイナンシャルプランナーの小沢です。
家計のやりくりで節約を考えると食費を削ったり、洋服や欲しいものを我慢したりとストレスを伴うことも多いのではないでしょうか?私たちファイナンシャルプランナーが勧めるのは固定費の見直しです。
毎月の固定費(住宅ローン、生命保険、税金など)が削れれば節約もストレスなく長続きすると思います。
今回は固定費の見直しにつながるガス自由化についてお伝えします。
ガスの自由化とは?
家庭用のガスは、
➀都市ガス(ガス管から家庭に運ばれる)
②簡易ガス(70戸以上の団地やマンションの敷地内のガス設備からの供給)
③LPガス(プロパンガス)
3種ありますが、今回の自由化の対象となるのは都市ガスと簡易ガスになります。
※LPガスはすでに自由化しています。
今までは、「東京ガス」「大阪ガス」「東邦ガス」「西部ガス」の大手4社をはじめとした都市ガスの会社が、ガス管の管理から販売などを独占してきましたが、自由化によって2017年4月1日より販売に関しては新たな会社が参入できるようになります。
※2017年3月8日時点で26事業者が登録
ガス自由化のメリット
➀価格競争により都市ガス料金が安くなる
色々な企業が新規参入することにより都市ガス料金の低価格化が進む
電力自由化では、新電力の電気料金が既存の大手電力会社と比較して平均10%前後安くなっているようです。都市ガスでも同程度の値下げが期待されています。
②電気や他のものとのセットプランが増える
新規参入の企業には電力会社なども多く含まれており、ますます電気とガスのセットなどのプランが登場しそうです。
③都市ガスの普及の拡大とLPガスの低料金化に期待
自由化により都市ガスへの切り替えが増えることが予想されます。またLPガスとの価格差が現在は大きいので、その差が競争により下がりそうです。
何か設備の変更は必要なの?
電力自由化のときは電力会社を変更する場合、スマートメーターの設置が必要でした。
電気料金も検針員がメーターを確認して料金を計算していましたが、ネットワークによって電気の使用量や供給をコントロールできるようになり、検針員が訪問する必要がなくなりました。
ガス自由化の場合は、スマートメーターへの交換はなく、従来通りに検針員が作業を行います。
ガス管に関しても、これまでの都市ガス会社のものを利用しますので工事は必要ありません。
※ガス小売事業者は安全確保のため、使用するガス機器の調査や緊急連絡先の周知などの保安業務が義務付けられているので、新規参入事業者も業務を行うことになります。
ガス小売事業者を切り替えた場合は、連絡先も切り替えた事業者になります。
自分に合ったプランを見つけよう
電力自由化の時もそうでしたが、いろいろなプランが登場して自分で比較するのは大変そうです。まだ電力自由化で電気料金を見直ししていない人もガス料金と併せて見直しを行いましょう。
エネチェンジや価格ドットコムなどの比較サイトで料金も比較できるので、自分に合ったプランを見つけて少しでも家計の節約になればと思います。
月々2,000円でも節約できれば、50年で120万円と大きな金額になります。
家計の見直しはプロに任せて
日々の家計のやりくりや管理は自分で行うのは意外に難しいものです。
そんな時はプロの力を借りて家計の見直しを手伝ってもらうのが近道です。
是非、家計の見直しを考えたときは、おかねの相談室のファイナンシャルプランナーに相談してください。