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解約は最終手段?生命保険を解約する前に確認すべきポイント
豊かな人生をあなたと一緒に考えるお金の専門家、ファイナンシャルプランナーの倉重です。
「生命保険の毎月の保険料支払いが難しくなったので、保険を解約したい」という方がいますが、何も検討せず、すぐに解約をすることはオススメできません。
人それぞれの事情はあると思いますが、解約する前に確認すべき事がいくつかあります。それにより、解約を回避できるかもしれません。
今回は毎月の保険料支払いが困難な方に「生命保険の解約を考える前に確認・検討すべきこと」をお話ししたいと思います。
解約をしないで毎月の保険料を減らす方法
先ずは、支払保険料を減らす方法があるのでご紹介したいと思います。
1.保障額を減額する
保障額を減額する方法があります。
減額することで減額分の支払保険料を減らす事ができます。
2.特約を解約する
生命保険は主契約に特約が付加されている場合があり、その特約だけを解約する方法があります。
特約を解約することで特約分の支払保険料を減らす事ができます。
3.現行の保険を「払済保険」にする
「払済」とは、保険料の支払いを支払期間中に停止する方法で、停止した時点の解約返戻金を一括払いして保障額を変更する事です。当然、保障額は小さくなります。
4.現行の保険を「延長定期保険」にする
「延長定期」とは、「払済」と同様、保険料の支払いを支払期間中に停止する方法で、停止した時点の解約返戻金を一括払いして保険期間を変更する事です。保障額は変わりませんが、保険期間が短くなります。
この4つの方法は、保険に加入した当初の条件を変更することになるので、加入時に必要な保険金額や保険期間を算出していると思いますが、実行すると保障内容が変わるので実行の際は十分考慮してください。
※保険種類によっては、この方法が実行できないこともあります。
生命保険を解約する前に確認すべきポイント
生命保険は解約をしてしまうと元に戻すことができません。ですから解約は慎重に行わなければなりません。
解約する前に現在の保険内容をもう一度確認し、「本当に解約しても大丈夫なのか」「保障は必要ないのか」など、解約後のことも十分考慮しましょう。
解約後にもし新たに保険に加入する場合、その時の年齢で保険料が計算されますので、現在支払いをしている保険料より高くなる可能性があることも頭に入れておきましょう。
また、新たに加入するときの健康状態によっては特別条件が付いたり、契約ができなかったりする可能性があるので、この点も十分注意しましょう。
保険料の支払いが難しいからと言って簡単に解約すると、そのリスク・デメリットは多大です。解約するのは最後の最期、最終手段として考えていた方がいいと思います。
最後に
今回は毎月の保険料支払いが困難な方に「解約を考える前に確認・検討すべきこと」を述べてきました。
保険料が支払えなくて解約するにしても、解約しない方法で支払保険料を減らすにしても、ご自身でその方法を考えるのはとても難しいと思います。
そんな時は是非、私たちおかねの相談室のファイナンシャルプランナーにご相談ください。
あなたにとって最適な方法を一緒に考えていきます。