住宅ローンの種類とそれぞれのメリット・デメリット

豊かな人生をあなたと一緒に考えるお金の専門家、ファイナンシャルプランナーの倉重です。

住宅購入を検討している方の資金相談を受けると、住宅ローンは「固定金利と変動金利どちらがいいですか？」と金利の種類の質問をよく受けます。（今、住宅購入を検討している人のためのローンを選ぶ注意ポイントを参照）。

それと同じくらい住宅ローンの種類の質問もよく受けます。
住宅ローンの種類を選ぶ時、借入される方の条件では優遇される住宅ローンを組むことが出来るので、住宅ローンの種類を知り自分に合った住宅ローンを選びましょう。

今回は、住宅ローンの種類とそれぞれの特徴を説明したいと思います。
住宅ローンの種類は、大きく分けて「民間融資」と「公的融資」があります。

「民間融資」

銀行、信用金庫、信用組合、ＪＡ、一部の生命保険会社などで取扱されています。
融資の種類：固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型
特徴：　・借入限度額が比較的高額まで借入出来ます。
　　  　 ・審査基準は、物件の技術条件が比較的緩やかですが、個人の信用力などは厳しいことがあります。
　　　   ・一つの金融機関の商品数が多いです。


フラット３５
住宅金融支援機構と民間金融機関との提携した 長期固定金利型の住宅ローンです。
融資の種類：全期間固定金利型
特徴：　・長期優良住宅の基準に適合すると金利の優遇を受けられます。
　　　   ・融資限度額最高８０００万円
　　　   ・審査基準は、物件の技術条件が厳しいですが、個人の信用力などは比較的緩やかになることがあります。
　　　   ・金融機関によって金利や手数料が異なります。


提携ローン
住宅メーカーやご自身の勤務先が提携している金融機関の住宅ローンです。
融資の種類：提携先の金融機関で異なります。
特徴：　・通常の金利より優遇されることがあります。
※該当する方は調べてみるといいと思います。

「公的融資」

財形住宅融資
勤務先で１年以上財形貯蓄を行っていて、かつ申込日前２年以内に財形貯蓄の預け入れを行っている（住宅財形の他に、一般財形、年金財形も可）財形貯蓄残高が５０万円以上ある方は、財形貯蓄残高の１０倍の額のローンが借りられます。（最高４０００万円）

勤務先から「負担軽減措置」を受けることが必要です。
融資の種類：５年ごとに見直される適用金利には上限・下限はありません。
特徴：　・金利面では有利なことがあります。
　　　   ・物件に対して条件が厳しいことがあります。


自治体融資
自治体に「居住している」もしくは「勤務先がある人」に対して住宅ローン、補助金などを提供する。
融資の種類：自治体で異なります。
特徴：　・金利面は有利なことがあります。
　　　   ・自治体の財政の問題で取り扱う自治体が減っています。


※宇都宮市は、中心市街地区域内に住宅を取得する方は、住宅取得費用の一部を助成される場合がありますので確認することをお薦めします。
また、太陽光設備、大谷石（建物に使用）など設備、材質使用に補助金が出る場合があるので該当者は確認しておきましょう。
詳しくは宇都宮市のホームページを参照してください。

最後に

今回は、住宅ローンの種類の説明をしましたが、住宅ローンを選ぶにあたって自分の居住、勤務先などお得な制度があるか調べてみるのも良いでしょう。

自分に合っている住宅ローン、金利の種類を選ぶには、先ずローンを返し続けられるかが重要なポイントで、その資金計画を作成することが大切です。

とは言え、自分一人で資金計画を作成するのは容易ではありません。
その際は是非、私たちおかねの相談室のファイナンシャルプランナーにご相談ください。