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子供の医療保険!3つの不要な理由!
自分らしいお金との付き合い方をサポートする!ファイナンシャルプランナーの嶋田大記です。
宇都宮も桜が満開で春らしい陽気になってきましたね♪
春と言えば子供の入園、入学シーズンですが、この時期多くなるご相談が、子供の保険についてです。
「幼稚園で保険の案内があったのですが、入った方がいいですか?」
「子供が自転車に乗るようになったので、保険に加入した方がいいですか?」
などなど・・・
今回はそんな相談の中でも、私が原則不要とアドバイスをしている「子供の医療保険」についてお伝えしていきます。
不要な理由1 公的な保障が充実している!
先日、私の家に「こども医療費助成制度」の変更案内が届きました。
内容は「こども医療費助成制度の助成対象を中学3年までに拡大します」というお知らせです。
この制度は簡単に言うと、「中学3年生までは医療費が無料になる」というものです。
※健康保険が適用にならないもの、及び入院時食事療養費等は助成の対象外となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
医療保険は、そもそも病気やケガで入院した際の経済的な負担に備えるものです。
このような医療費の助成があることを考えると、子供の医療保険は不要と言ってもいいと思います。
不要な理由2 入院患者数の少なさ
厚生労働省のホームページで年齢別の患者の状況確認をすることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
【表1】年齢別の入院患者数
※公正労働省平成26年患者調査の概況「推計患者数」より一部抜粋
上記データから、0歳時の入院患者は多いものの、1歳~19歳までの入院患者数は大人と比べて少ないことがわかります。
これを見て0歳時だけ医療保険に加入しようと考える方もいるかもしれませんが、「不要な理由1」でご説明した通り、そもそも入院したとしても医療費はほとんどかからないのが現状ですので、その点は忘れずに。
不要な理由3 短い入院期間
【表2】年齢別の平均入院期間
※厚生労働省平成26年患者調査の概況「退院患者の平均在院日数等」より一部抜粋
上記データは少しざっくりとしたものになっていますが、0歳~14歳、15歳~34歳までの平均の入院期間が短いことがわかります。
医療保険は一般的に入院日数に応じて、1日あたり5,000円や10,000円等の契約した金額を受け取ることができますが、子供のうちの入院期間が短いことを考えると、医療保険に入っていても受け取れる金額が少なくなります。
最後に・・・
子供のことを考えると、なんとなく心配だから保険に入ろうとしている方も少なくないと思います。
ただ、毎月支払っていく保険料は皆さんの大切なお金ですので、「なんとなく」で不要なものにお金を支払うのは勿体ないと思います。
子供の医療保険については、今回ご説明した「3つの不要な理由」を考慮した上での検討をお勧めします。
わからないことがありましたら、私たち「おかねの相談室」のファイナンシャルプランナーにお気軽に御相談ください。
あなたに合った適切なアドバイスをさせていただきます。