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マイナス金利!住宅ローンや学資保険の検討は・・・
自分らしいお金との付き合い方をサポートする!ファイナンシャルプランナーの嶋田大記です。
2月16日にスタートした日銀の「マイナス金利政策」
これによって住宅ローンや銀行預金の金利引き下げ等、皆様の生活にも少しずつ影響が出始めてきています。
私たち、おかねの相談室のファイナンシャルプランナーにも、
「住宅ローン」は借り換えした方が良いですか?
「学資保険」はすぐに入った方が良いですか?
などの、ご相談が多くなってきています。そこで今回はご相談の多い「住宅ローンの借り換え」や「学資保険など貯蓄性のある生命保険」について、今どのように対応すべきかをお伝えしていきたいと思います。
住宅ローンの借り換えは検討すべきか?
今回のマイナス金利政策の影響で、長期金利が史上初めてマイナスを記録しました。この長期金利は住宅ローン金利に大きな影響を与える指標で、今後、住宅ローンの金利は低下することが予想されます。
借り換えを検討されている方にとっては、絶好のチャンスがくるかもしれません!
まずは一般的な借り換えの目安で、メリットがあるかを確認してみましょう。
①住宅ローン残高が1000万円以上
②10年以上返済期間が残っている
③借り換え前後で金利差が1%以上
ただし、上記目安に当てはまらなくてもメリットの出る場合がありますので、気になる方は一度シミュレーションをしてみることをお勧めします。
フラット35Sをご利用の方はご注意を!
「フラット35S」で借りている方は、借り換えをすると金利優遇が利用できなくなります。借入の開始時期によっては、とてもメリットの大きい金利優遇を受けていて、今すぐに借り換えをしない方が良い方もいますので、フラット35Sをご利用の方は慌てずにご自身の金利優遇を確認したうえで、借り換えを検討しましょう!
住宅ローンの借り換えについては、今後マイナス金利によりメリットの出る方が多くなると思いますが、注意点もありますので慎重な対応が必要です。
ちなみに、先週住宅ローンの借り換え相談を2件ほどお受けしましたが、どちらの方も今のところ借り換えしない方が良いという結論になりました。
自分の場合、借り換えした方が良いのか?しない方が良いのか?
ご自身では判断がつかない方が多いと思います。
そんな時は私たちおかねの相談室のファイナンシャルプランナーまでお気軽にご相談ください。具体的なシミュレーションを行い、アドバイスさせていただきます。
住宅ローンの見直しは、こちらをご覧ください。
「学資保険などの貯蓄性のある生命保険」の駆け込み加入はダメ!
次に、マイナス金利がデメリットになる「学資保険などの貯蓄性のある生命保険」についてです。
学資保険や個人年金、一時払終身保険などの貯蓄性のある生命保険は定期預金等に比べて高い利回りが得られるため、教育資金や老後資金の準備として人気があります。しかし、マイナス金利により国債の利回りが低下したことで、運用が難しくなり今後保険料の値上げや販売停止などが予想されます。(すでに販売を停止した保険商品もあります。)
そこで多いご相談が、「利回りが下がる前に保険に加入した方が良いか?」という内容です。
このご質問に対する私の答えは、「そもそも駆け込みで加入するほど魅力のある商品ではない」ということです。
一般的な心理として「良い商品が売り止めになってしまう!」と聞くと購入したくなるのはわかるのですが、現在の生命保険はマイナス金利の導入前から、ここ数年利回りは下がってきており、そもそも良い商品とは言えない状態です。
超低金利時代の生命保険契約はデメリットを引きずり続ける!
生命保険は一般的に固定金利のものが多く、契約をスタートした時期の金利で長期間運用されることになります。マイナス金利導入前でも歴史的にみて超低金利時代でしたので、この超低金利で固定して運用していく保険商品は、将来に向けてデメリットを引きずり続けるといっても過言ではないと思います。
最後に・・・
初めてのマイナス金利の導入は、ニュース等でも頻繁に特集されているため、普段あまり経済のことに関心がない方でも「自分にとって影響があるのか?」気にされている方が多いと思います。
ただ、住宅ローンや生命保険などわかりにくい金融商品に対しての、シロウト判断での行動は道を誤る可能性が高いので禁物です。
「自分にとってのマイナス金利の影響」
について、気になっている方は、私たちおかねの相談室のファイナンシャルプランナーにお気軽にご相談ください。あなたに合ったマイナス金利に対する行動をわかりやすくご説明しサポートさせて頂きます。