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とってもお得な年金保険料控除!
お金の問題をスッキリ解決するファイナンシャルプランナーの小沢です。
今回はとってもお得な年金保険料控除についてお伝えします。
会社員の方は11月ごろから年末にかけて年末調整、自営業の方は2月16日から3月15日の確定申告の時期に、保険会社から送付されてくる書類をつけて申告をしていると思いますが、一般生命保険料控除や介護医療保険料控除と合わせて年金保険料控除を使っていますか?
とてもお得な制度ですが、いろいろなお金の相談を受けていて年金保険料控除を使っているかと尋ねると、まだまだ使っている人は少ないように思えます。
ぜひ、この機会に仕組みを理解して使っていただければと思います。
生命保険料控除の仕組み
細かい仕組みはこちら国税庁HPでご確認ください。
旧制度もあるのですが、現行制度で見ていきましょう。
簡単に仕組みを説明すると年間に支払った保険料に応じて年収を少なく見てくれるということです。
その結果、税金もその分少なくなるというものです。
表の下段で見てみると
確定申告の時に所得税で言えば、年間80,000円以上の保険料支払いだと年収4万円少なく計算します。
住民税では年間56,000円以上の保険料支払いで、年収28,000円少なく計算します。ということです。
どれぐらい効果があるか?
※課税所得金額とは、サラリーマンの場合、ボーナス等を含む年収から給与所得控除を引いて、その残りから所得控除を差し引いた残額です。
収入によって効果は違いますが、課税所得331万円~695万円で考えて年間支払い8万円超の個人年金を行ったとすると所得税と住民税が年間10,800円軽減できるということです。30年間で324,000円もお得になります。
老後の備えをしながら税金も少なくなります。
年金保険料控除を受ける条件
控除を受けるためにはいくつか条件がありますのでご注意ください。
①年金の受取人は、保険料の払い込みをする者(=契約者)、又はその配偶者となっている契約であること。
②年金受取人は被保険者(保障の対象者)と同一人であること。
③保険料払込期間が10年以上であること。
④年金の種類が確定年金の場合、年金支払開始日における被保険者の年齢は60歳以上で、かつ年金支払期間が10年以上であること。
しっかりと計画を立ててから始めましょう
年金保険料控除はとてもお得な制度ですがデメリットもあります。
1.基本は10年以上支払いを続けないと途中解約は支払総額を下回るものが多い。
2.現在は低金利で利回りが良くないものが多い。
10年以上続けていくものになるので、しっかりと支払い続けられるのか?メリットがでるのかを確認してから始めましょう。
最後に自分の場合はどうなのか?
専門家に相談したい方は、おかねの相談室のファイナンシャルプランナーに相談してください。