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お金が貯まらない方はまずはここから
こんにちは。FPをもっともっと身近な存在に感じていただくため日々奮闘中のファイナンシャルプランナー嶋田巨人です。
実は、私は皆様にお金のアドバイスをするFPとしてはお恥ずかしい話なのですが、浪費癖があります(笑)
きっと皆様の中にも、お金があると使ってしまって「貯める気はあるけど、実際は思ったように貯められない・・・」という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな私と同じ「お金を使うのが大好き!!」な皆様に、浪費家FP(笑)として、お金を貯める前に是非やっていただきたいことをお伝えしたいと思います。
自分のお金の使い方の癖を知ろう!!
人はそれぞれ収入が違うように、お金の使い方にも特徴があります。お金を使うことを「支出」(=ある目的のために自分の所有する金銭や物品を支払うこと)と言います。皆さんお分かりかと思いますが、家計を管理するうえで「支出」は重要なポイントになってきます。
普段、家計簿などをつける時、支出は「食費」「光熱費」「日用品」・・・などに分類されると思いますが、少し違う角度からも支出を整理してみてください。そうすることで、ご自身の支出の癖が浮かび上がってきます。
支出を3つの種類に分けてみよう!!
支出は細かい内訳のほかに「消費」「浪費」「投資」の3つの種類に分けることが出来ます。
簡単に言うと、普段使っているお金を必要なモノに使っているか、無駄なモノに使っているかに分けるということです。「何に使った?」も大切ですが、「必要だったか?」も検証することが大切です。
では、この3つはどのように分ければよいのでしょうか?
消費(支出=得られる効果)
消費とは、支払った金額と同等の効果が得られる支出を言います。
簡単に言えば食費、光熱費、住居費、通信費、日用品などの雑費・・・など、普段生活するうえで欠かすことのできないモノです。
浪費(支出>得られる効果)
浪費とは、支払った金額以上の効果を得られる可能性が低い支出を言います。
簡単に言えば無駄遣いがこれにあたります。過度な食費や飲み会代、収入に見合わないブランド品や高級品の購入、長続きしない健康器具・・・など、挙げればキリがありません(笑)
投資(支出<得られる効果)
投資とは、支払った金額以上の効果が得られる支出を言います。
投資には、自分に対するモノ、家族に対するモノ、すぐに効果が出るモノ、後に効果が出るモノと色々あります。
本や新聞なども知識や情報を得るためであれば投資でしょうし、趣味などもストレス解消や生きがいになるモノであればそうでしょう。
お子様の教育費などもこれにあたるでしょう。
3つの支出の理想的な割合とは?
「消費」「浪費」「投資」には理想的な割合があると言われています。
消費⇒65% 浪費⇒5% 投資⇒30%
もちろん全ての方にこの割合が理想的とは限りませんが、目安としてご参考にしてください。
家計簿をつけている方は、是非もう一度家計簿を見直し、この3つに分類して自分が理想と比べてどうなのかを振り返ってみてください。
まずは3種類の支出を意識することから
お財布から何も考えずにお金を使っても痛くも痒くもない、という方は必要ありませんが、多くの方がムダは無くしたいと思っています。ムダを無くすためには、まずはお金を使うときにそれが自分にとって有効な使い方かを意識してみましょう。
実は無駄を省く第一歩はこの意識改革にあります。お財布からお金を出すときに「消費」「浪費」「投資」、どれにあたるかを考えてみてください。これだけでも、お財布に残るお金は変わってきます。
【最後に】お金を貯めるには支出の見直しから
「お金を貯めたい」という想いは少なからず多くの方が持っているものです。
でも、貯めることばかり考えて使い方を考えないと、せっかく貯めたお金もすぐに使ってしまうことになってしまうかもしれません。なかなかお金が貯まらず悩んでいる方は、まずは効果的なお金の使い方を考えることから始めてみては。
もし、自分ひとりでは難しいという方は、私たちファイナンシャルプランナーをうまく活用してください。お金のプロならではの視点で、理想的な支出割合づくりのお手伝いを致します。
おかねの相談室の家計簿の作成支援サービスはこちらをご覧ください。