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無駄に保険料を支払いたくない人のための保険に加入する方法

豊かな人生をあなたと一緒に考えるお金の専門家、ファイナンシャルプランナーの倉重です。 

よくある相談で自分の生命保険が良いか悪いかを聞きに来る人がいますが、保険に良いも悪いもありません。重要なのは、自分に合っているかどうかです。

合っているかどうかを考えるのには、ご自身の置かれている状況を考える必要があります。 

今回は、生命保険のうち死亡保険についてお話をします。ご自身の状況によって「遺された家族が生活するのに必要な金額(=必要保障額)」が変わりますので確認しましょう。 

ご自身の状況を確認するポイントを2つお伝えします。

 

ポイント1 家族構成の違いで必要保障額が変わります。

お子様がいる場合

生活費や将来必要になるお子様の教育費や結婚資金など遺された家族が経済的に困らないように考えないといけません。お子様が独立するまでの期間によっても必要保障額が変わってきます。

 

夫婦だけの場合

奥様が働いているか、専業主婦かで必要保障額が変わってきます。例えば、ご主人様に万一が起きたとき奥様が働いていれば、そんなに大きな保障は要らないと思いますが、専業主婦の場合は就職するのに何ヶ月か掛かると考えて当面の生活費の備えが必要だと思います。

 

※遺された家族の住宅

住宅は持ち家か賃貸かで必要保障額は変わります。持ち家で住宅ローンを組んでいたら、団体信用生命保険に加入している可能性が高いのでご主人に万一があれば住宅ローンの支払いが免除になります。賃貸だと実家に戻れるかどうかで変わってきます。戻れないときは、そのまま家賃を支払いながら生活をしていくことになりますから、ある程度の住宅費を考えないといけないと思います。

 

独身の場合

独身のときは一般的に死亡保険は必要ありません。

稀なケースでご自身の収入で生活している人がいる場合は保障が必要になります。例えば、ご両親に支援している状況だったらご両親のために備えておかなければいけないと思います。

 

ポイント2 遺族年金制度の加入状況を確認しましょう。

遺族年金制度はご存知ですか?

遺族年金には3種類(遺族基礎年金、遺族厚生年金、遺族共済年金)あります。 

例えば、ご主人(会社員の場合)に万一が起きた場合は、遺族厚生年金を受け取れます。

もともと厚生年金保険料は、給料から天引きされており、ご自身では意識して備えているわけではないために民間保険会社の高額な保険・保障に入っている人が多くいます。

遺された家族の生活費から受け取る遺族年金の金額を引いて不足分を民間の生命保険で備えれば、無駄なく保障を得ることができます。 

 

遺族年金の受け取れる金額の事例

夫:会社員 妻:専業主婦 お子様:2人

夫:平均標準報酬月額(原則として4月~6月の給与の平均値)35万円 

遺族厚生年金 約177万円/年 (月々約14万円)受け取れます。 

 

その他、会社によっては福利厚生制度が充実していて、会社の制度の方が割安で保障を準備できることがありますので確認しましょう。それでも保障が足らない、または保障内容を充実させたいときは民間の保険会社で備える。 

これまで私が相談を受けてきた方の中には、保障額が多すぎて無駄な保険料を支払っている人がいたり、保障額が少なすぎて万一のとき遺された家族が困る人もいました。これから保険に加入する人も、もうすでに保険に加入している人も自分の状況に合った必要な保障額を計算しましょう。 

ご自分で必要な保障額を計算することに不安がある方は、私たちファイナンシャルプランナーへご相談いただければサポートさせていただきます。

 

 

 

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倉重 義孝

ファイナンシャルプランナー

倉重 義孝(くらしげ よしたか)

クライアントのお金に関する悩みや心配事を解決するために、一人一人の想いを共有して環境や状況に合った解決方法を一緒に考えていきます。相談者の目標を実現し、豊かな人生を送れるようにアドバイスをしています。

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