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「はじめての住宅ローン」いくらまで借りても大丈夫?
自分らしいお金との付き合い方をサポートする!ファイナンシャルプランナーの嶋田大記です。
住宅購入前にお受けするご相談でとても多いのが、「今後の生活を考えたときに、いくらまで住宅ローンを借りてもよいか?」という内容です。そこで本日は私たちファイナンシャルプランナーが考える、安心して返済していける住宅ローンの借入額の決め方をお伝えします。
住宅ローンの鉄則!「借りられるか?」ではなく、「返せるか?」が重要!
以前、ハウスメーカーの営業マンからアプローチを受けているご夫婦からご相談をお受けしたことがあります。
ハウスメーカーの営業マンから「お客様なら8000万の住宅が購入できますよ!」と言われたとのことでしたが、「8000万円という金額は高額すぎて信用できない。実際のところ自分たちにとって妥当な住宅購入金額はいくらなのか教えてほしい。」というご相談でした。
ご夫婦の意見では、なんとなくではありますが、2500万くらいが妥当ではないかと考えているとのことでした。
ハウスメーカーの営業マンは、ご夫婦の年収をもとに返済負担率から「借りられる金額」を言ったのでしょう。たしかに、このご夫婦は共働きでお二人とも公務員で収入も安定していたため、8000万の住宅ローンを借りることはできたかもしれません。
しかし、借りられるからと言ってその時の年収のみを基準に借りてしまってもいいのでしょうか?そもそもお金を借りる場合は「借りられるか?」ではなく「返せるか?」を基準に検討すべきです。
ライフプラン設計で「返し続けられる金額」を明確にして借入金額を決定!
こちらのご夫婦の奥様はこのとき第一子を妊娠していたこともあり、出産後も今までと同じように働けるか?子育てにはどれくらいのお金がかかるのか?老後のためにどれくらいのお金を貯蓄してく必要があるのか?などいくつか不安を抱えていました。
このような不安を解消するためには、「ライフプラン」を作成する以外にはありません。
ライフプラン設計とは、ご家族の夢や希望を考慮して将来の収入と支出のシミュレーションを行うことです。
※ライフプラン設計についてはコチラをご覧ください。
ライフプランを作成した結果、4500万までの住宅ローンであればこれからの生活を考えても無理なく最後まで返し続けられるだろうと判断することができ、この金額を目安に前向きに夢のマイホーム購入に踏み切ることができました。
住宅購入前には必ずライフプラン作成を!
もしこのご夫婦がハウスメーカーに言われるがまま年収をもとに、8000万で住宅購入していたら、最悪の場合、将来マイホームを手放さなくてはならない状況になっていたかもしれません。かといって、将来を心配しすぎてなんとなくの自分たちの感覚で2500万を上限に住宅購入を進めていたら、夢のマイホームの質を極端に下げる結果となっていたことでしょう。
今回ご紹介したようなご相談をお受けすることは非常に多いのですが、皆さんライフプランを作成することによって最後まで返し続けることのできる住宅ローンの金額が明確になり、不安が解消され前向きに住宅購入を進めることができています。
こちらの記事をお読みいただいた方でまだライフプランを作成したことがない方は、ぜひライフプランを作成してみてください。それが夢のマイホームづくりを成功させる大きな一歩となることでしょう!